石ノ森章太郎/村枝賢一 「新仮面ライダーSPIRITS 8巻」 感想
10人の仮面ライダーが東京に集結し
どんどん盛り上がってゆく「新仮面ライダーSPIRITS」の第8巻。
10人ライダーのみならずかつてライダーに協力した仲間たちも揃いつつあるし
全員集合の総力戦へのお膳立てが少しずつ整ってきている感じ。
きりもみシュート(1号)と穿孔キック(ZX)の合わせ技で岩石男爵を倒すところなんかは
以前のショッカーライダー戦での共闘を思い出すね。
しかしあのショッカーライダー戦ももう10年近く前になるのか……。
また敵はデルザー軍団に加えて最初の組織ショッカーということで
仮面ライダー1号、本郷を中心としたストーリーが展開。
「新SPIRITS」の1~2巻では「自分と同じ仲間を求めてしまった」本郷の
人間として当然に持っている弱さが描かれていたけれど
本巻ではそのあたりが更に強調されているのが注目すべきところ。
特に「ライダーに憧れて大人に追いついた」と公言し
ライダーを引っ張り上げられるくらいに大きく成長した五郎との再会は
本郷にとっては「決して変わることのない自分の肉体」を思い知らされる感じで
複雑な気分なんじゃないだろうか。
そしてここから反撃開始だ! というところで次回に続く。
自分と同じ「改造人間の仲間」を求めてしまったことを後悔し続けている本郷に
「仮面ライダーとして生きることを決めた」村雨がどう応えていくのかが
今後の見所になっていくのかな。
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