「侵略!イカ娘×あつまれ!ふしぎ研究部」コラボ読み切り『侵略!ふしぎ研究部』感想

安部真弘先生が週刊少年チャンピオンで連載した
『侵略!イカ娘』『あつまれ!ふしぎ研究部』の両作品がコラボした特別編
『侵略!ふしぎ研究部』が読み切りとして2/12発売のチャンピオン11号に掲載。

というわけで初報が出てから楽しみにしていたこちらの読み切りなんですが
近所のコンビニではチャンピオンが見つけられないまま一週間が過ぎてしまい
本日2/21にチャンピオンクロスでのWEB配信(有料)が始まったことで
ようやく読むことが出来た次第です。

【侵略!イカ娘×あつまれ!ふしぎ研究部】コラボ読み切り!! 侵略!ふしぎ研究部 | チャンピオンクロス
https://championcross.jp/episodes/fc7abe27d5950/

で、満を持して掲載されたこちらの特別編『侵略!ふしぎ研究部』ですが
懐かしさを感じられてとても良かったですね。
わずか十数ページと普段の連載とほぼ変わらぬ短さながら両作品のキャラが勢揃い。
「イカ娘のイカスミ吐き」「早苗の過剰なスキンシップ」
「女性陣に囲まれて羨ましがられる大祐」「三馬鹿が巻き起こすトラブル」
などなどのお約束をテンポ良く消化して
最後のコマでは遠巻きではあるものの他のレギュラーキャラたちの姿も見受けられるなど
両作品どちらの1エピソードとしても成り立つ形ながらオールスターのお祭り感もある、と
まさに理想的なコラボレーションだったんじゃないでしょうか。

というわけでしっかりと楽しめた読み切りだったんですが
個人的には「安部先生がイカ娘を再び描いた」ことが意外だったというか
何かしらの心境の変化があったんじゃないか、みたいなことを思ってしまったんですね。

これは単行本の巻末コメントなどから勝手に自分が感じているものなんですが
安部先生はすごい真面目な人というか深く考えがちというか
いつまで経っても「イカ娘の作者」と言われ続けているのに
思うところがあるんじゃないか、という気がするんですよ。

特に『ふしぎ研究部』の15巻前後あたりからは
絵柄の変化への挑戦なども含めてその傾向が強くなった気がしましたし
終盤はかなり締めを意識した展開が続いていたことを踏まえると
「この作品をイカ娘以上に長く続けても『イカ娘の作者』と呼ばれ続けてしまう」
みたいな思いがあったのかなあ、みたいにも思ってしまうのです。

そういう意味でも安部先生が『イカ娘』を再び描くことはないんじゃないか、と
思っていたので今回の読み切りは驚きだったんですね。

このあたりはヤンマガに移っての『アクマでふけい!』が短命に終わってしまったこと、
逆にチャンピオン時代は完全にイカ娘フォロワーだった福地カミオ先生
(『猫神じゃらし!』『怪獣のトカゲ』)がマガジンに移籍して
『よわよわ先生』で絵柄も垢抜けて一気にブレイクしたことなんかが
影響を及ぼしている気がするなあ、と。

そんなこんなでちょっと捻くれた見方をしてしまうところはあるんですが
今回の読み切りにはいい意味で「『イカ娘の作者』でもいいじゃないか」と割り切った、
あるいは受け入れた、みたいなある種の気持ち良さのようなものも感じるのです。

微妙に匂わせがある次回作がどういう作品になるのかはまだ分かりませんが
一読者としては出てきたものを素直に楽しむだけなのです。

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