「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍 第3巻」 感想
グレートマジンガーの登場にZの魔神化と
どんどん盛り上がっている「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」の単行本3巻が発売。
今回は前半がグレートと暗黒大将軍の戦い、
そして後半が魔神化したZとグレートとの戦い、という二段構えの構成。
「最早貴様の物語は終わったのだ」などのセリフによって
グレートや暗黒大将軍を「Zの物語に殴り込みをかけてきた侵略者」として描くことで
後半の魔神化にきちんと説得力を持たせているというのが上手いところ。
VS暗黒大将軍は壮大なタイトル詐欺だったんや……。
……あ、よく考えたら元ネタの映画もそうだったわ。
そしてグレートすら凌駕する魔神化Zの圧倒的な力によって
再びの世界の終わりを感じさせつつ次回に続く。
単行本10巻近くかけてきたこの世界を無かったことにしてしまっていいのか、
甲児が世界を繰り返している真の原因(元凶)とは何なのか、
「神と悪魔がせめぎ合っている」という二つの人格を持っているようなZなど
どんどん新しい謎も出てきているし気になるところはたくさんあるなあ。
また今回の世界の一番大きな違いは
「グレートマジンガーが存在している」という部分にあるわけで
無印「真マジンガーZERO」は甲児とZが
自分たちの力でループ世界に終止符を打つ話だったけど
今回の「VS暗黒大将軍」はグレートマジンガーが外部からループ世界を打ち壊す、
という形になっていくんじゃないかなあ、と。
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