VIPRPG 紅白2014 作品感想 その09

VIPRPG紅白2014作品を偉そうにレビューするよ!
何だかんだで9回目に突入する紅白レビューだよ!
作品ナンバーも50を超えてもうすぐ折り返し地点になるんだよ!


No.048 デュラハンさんの頭をお持ち帰りする

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どこかへ吹っ飛んでいってしまったデュラハンさんの首を
トリッシュが胴体のところまで送り届けていくパズルゲーム。
操作方法やクリア条件はシンプルであるものの
壁のすり抜けによって行きと帰りで別のルートを構築する必要があるため
「行きは良い良い帰りは怖い」「一粒で二度美味しい」的な面白さが生まれている作品。
ゲーム画面のレイアウトやビジュアル的なメニューなどもあり
とにかくプレイしていて楽しい気分になれるのがいいなあ。
後半は操作キャラの交代などやれることが増えていくけれど
必要以上に複雑にはならず序盤のテクニックがそのまま通用するのも嬉しいところ。


No.049 へんないきもの

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古代生物キンベレラが弱肉強食の時代を生き抜く出オチ的な掌編RPG。
職業が「軟体動物?」になっていたり拠点の名前が「エディアカラの園」だったりと
一発ネタを細かい所まで大真面目にやっているところがすごい好き。
アノマロカリス戦は連続攻撃が厳しいため
装備による回避率上昇や痛恨回避がしっかり役に立つ意外な良バランス戦闘だった。
敵グラの切り抜きはもうちょっと頑張ってほしかったなあ。


No.050 わてりが頑張るゲーム

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ウォーターIがウインドIのために装備で身を固め森で薬草を探す短編AVG。
選んだ装備によってストーリーが変わる、というシンプルなシステムながら
選択肢による会話や立ち絵の変化が非常に細かく
何だかんだで皆に愛されているウォーターIや
面倒見の良い勇者らしいアレックスなどを見ることが出来る作品。
BADENDも複数用意されておりいろんな装備の組み合わせを試したくなるので
2週目以降のOPスキップなんかが欲しかったかも。


No.051 現実はゲームであり、ゲームは現実である。

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非常によく似た二つの世界を舞台とする短編AVG。
「見た目も住人もそっくりなのに一つの要素が異なるだけで全く違う世界になる」
というホラー的な不条理さが魅力の作品だけど
マップや宝箱の謎解きなどがあっさり目であり
どちらかと言えばインパクト重視の一発ゲーになってしまっているのが勿体ないところ。
町の密度を濃くして各所のイベントを増やし
「二つの世界を行き来しながら謎を解いていく探索AVG」
みたいに話を膨らませても面白かったんじゃないかなあ、と。


No.052 ツクスレビンゴ

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オートシステムやお助けアイテムが搭載されている9*9の穴埋めビンゴゲーム。
一見ランダム要素の強い運任せゲームに思えるものの
アイテムの使い所や実績ボーナス的な神々の達成度など
やればやるほどゲーム的にもしっかり練られていることが分かってくる作品。
9個というストック数の意味が最後の最後で明らかになる感じなのが上手いなあ、と。
示されたエリアの名前や場所がパッと見で把握しにくく
「離れているマスほどエネルギー消費が激しくなる」という仕様にも
最後まで慣れることが出来なかったので
このあたりは分かりやすさ重視でもうちょっとシンプルにしても良かったかも。


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