セイクリッドセブン 第03話 クレイジーナイト 感想

『……俺たちは、自由な存在だ。』

1~2話よりやや勢いを落としての「セイクリッドセブン」の第3話。
今回はライバルキャラの輝島ナイトをはじめとして
研美所長やそのSPなど一気に増えた新キャラたちの顔見せ的な話ということで
ストーリー的にはあまり進んでない感じだけど
アルマとナイトの問答など本作のテーマがはっきりとした話だったなあ、という印象。

神にも悪魔にもなれる」というどこかで聞いたことのあるフレーズを持ち出すまでもなく
全体的な雰囲気がダイナミックプロ的だと思うんだよねこの「セイクリッドセブン」。
特に「良いアシと悪いアシも本質的には何も変わらない」という所は
完全に「デビルマンレディー」な感じだし。
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「デビルマンレディー」ではデビルマンと敵であるデビルビーストに違いはなく、
人間社会に反抗するかしないかというその思想で区別されていた。
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で、そうした中で主人公のアルマが
最終的に「(人間にとって)良いアシ」になるのか、
それとも「(人間にとって)悪いアシ」になるのか。
それを決めるのは第1話からずっとキーワードとして登場している
アルマ自身の「意志」なわけで。
今回はいろんな組織や設定、敵対関係が見えてきた話だけど
はっきりとアルマを中心としてテーマが語られているからとても分かりやすい感じ。
一本筋がしっかりと通ってるのはいいなあ。

それにしても研美所長って
「自ら変身して戦う金持ち」ってところで「アイアンマン」の社長を思い出すね。
あの三角形のエフェクトとかアークリアクターっぽいし。

そんなわけで主要キャラが出揃って「起承転結」の「起」が終わった感じの本作、
次回は学園が舞台の文化祭話ということで
・石をアシを倒すための消耗品としてしか見ていないルリ
(今回冒頭のオークションのように)と
・根っからの石好きである若菜
の二人の対比が描かれそうな感じでこのあたりも楽しみ。

まあ今回一番驚いたのは新キャラの翡翠がボクっ娘だったことなんだけどね!
そんなふうに思ってなかったからマジびっくりだよ!

   

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