永井豪 「デビルマンサーガ 第60話」 感想

ついに自らの意思でデビルマンとなった勇希の戦いが描かれる
『デビルマンサーガ』の第60話が10/10発売のビッグコミックに掲載。

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永井豪先生の画業50周年記念号にもなっている今回は
永井キャラオールスターの見開き巻頭カラーから
超豪華ゲストのお祝いコメントに加えてプレゼント企画まである
まさに永久保存版といった感じの号。
見開きカラーにZやダイザー、ジーグがいるのに
グレートがいないのはちょっと寂しいですね。

そして本編は魔獣となったケダマンとの戦いから決着までを
一気に描くスピード感のある展開。
最初は人々に被害が及ばないように街から離れたりと理性的だった勇希が
最後には戦いに夢中になって
ケダマンを倒してしまった後に「ハッ」とする流れは
「人の理性」をテーマの一つとしているデビルマンらしい描写ですね。
また亀井教授が勇希が鎧を隠し持っていたのに気づいたり
国軍省の面々がその姿におののきつつも「頼もしい味方」と評していたりと
今後のストーリーに大きく関わってきそうな部分もちらほら。
特に国軍省の面々が好意的な印象を抱いているのが嬉しいところ。
帰国してからの勇希は誰にも秘密を話せず
全てを一人で抱え込んでしまっている印象もあったので
彼らが文字通りの友人、理解者になってくれるといいなあ、と。

そんなこんなで次回に続く。
勇希と亀井教授の関係がこの後どうなっていくのかが非常に気になるところです。
勇希の煮え切らない態度、優柔不断さが今回の事件の遠因でもあるし
勇希は自分自身が許せないと同時に
亀井教授に対して復讐の鬼になってくような感じもするなあ。

あ、それと今回のビッグコミックでは
「ダイナミックプレゼント」という懸賞企画を行っているんですが
アンケート欄の「ダイナミック作品とのエピソード」が結構悩みますねこれ。
自分は直撃世代から外れていることもあって
あまり話が広がるようなエピソードとかを持っていないんですよ。
中学生の時に『デビルマンレディー』の
文庫本を買おうとしたら官能小説と間違えられて
売ってもらえなかった

なんてネガティブなことを書いても仕方ないですし。

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確かに黒地にピンク色の文字でそれっぽいけどさあ……ねえ?

  

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