清水栄一×下口智裕 「ゲッターロボ DEVOLUTION 第13話」 感想

単行本の2巻が来月発売となる
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第13話。

前回で一つの戦いが終わったということで
今回は戦闘シーンなどはない静かな展開、といった印象。
ランドウ氏が名前の通りに敵対フラグを順調に立てており
早乙女博士との会話では怪しさ抜群。
「世界を意のままに操作している何者かがいる」というのは
そのまま前回言及された「竜馬の主人公性」へと
繋がっていくんだろうなあ、と。

また「ゲッターロボに憧れている少年」というモブ役で
ファンサービス的に一文字號と彼の母親が登場。
肝っ玉母ちゃんの経営する酒屋の息子、という設定はそのままだけど
年齢的には原作漫画とはちょっとズレがある感じかなあ。

ところで竜馬がゲッターの存在を全く知らなかったことを考えると
民間人の號と母親がゲッターを知っている、というのは
ちょっと違和感がありますね。
作中でどれくらいの時間が経ってるのかは分かりませんが
いつの間にやらゲッターの存在が
民間レベルにまで周知されたってことでいいのかなあ、と。

そしてラストではまさかの「二人目の竜馬」が登場。
いやーこういうのが出てくると一気に平行宇宙っぽくなりますね。
「DEVOLUTION」は序盤に平行宇宙に言及した割には
ずっと大人しい展開が続いていたので
ようやく「らしい」ストーリーになってきたなあ、と。

というわけでここに来て平行宇宙設定ならではの物語が動き出し
話が一気に進んでいきそうな感じの「DEVOLUTION」。
正直ここ数話の展開は「竜馬が悩んだ末に吹っ切れる」というのを
ダラダラやってただけなので
どうにも話にノれない感じだったんですが
やっと面白くなってきたなあ、と。

  

Sponsored Link

コメント (0) | トラックバック (0)