永井豪 「デビルマンサーガ 第45話」 感想

単行本の5巻が来月発売となる『デビルマンサーガ』の第45話。

というわけで1回の休載を挟みましたが今回も会話中心で話はなかなか進まず
勇希とクロード氏がデーモン・アーマーの謎に迫っていく展開。
っていうか月2回掲載なのに「一つ推測して驚いて次回に続く……」
という内容だけなのはやっぱり薄すぎると思うんですよ。
週間ペースならまた印象は変わってくると思うので
ああ毎週読みたい、というのが正直な印象です。

また展開がスローすぎるせいで
読者とキャラの間で情報量が乖離してしまっているような感じもちらほら。
例えば今回は「アーマーの中にアモンやシレーヌたち本人が存在している?」
ことに勇希が驚く、という描写があるんですが
読者にしてみればそのあたりは折り込み済みなので
今さらそんなことで驚くの? みたいな雰囲気になってしまってるんですね。
そういう意味でももっとテンポを速くして
読者に想像する間すら与えないペースでグイグイ引っ張っていってほしいなあ、と。

そしてなかなか動かない勇希の代わり(?)に
今回も魔将軍ザンがデーモン・ソルジャーを率いて大活躍。
いやー『デビルマン』本編よりよっぽど登場シーンが多いですね。
まさか彼がここまで脚光を浴びることになるとは思ってませんでした。

そんなこんなで次回に続く。
5巻ともなると一つの区切りっぽいイメージがあるんですが
主人公の変身がまだ2回、まともな戦闘に限ればたったの1回のみ、と考えると
やっぱりテンポ悪いなあ、と思ってしまいますね。
勇希がデビルマンとして次に戦ってくれるのはいつになるんでしょうか……。

  

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tag : デビルマンサーガ 永井豪

牛木義隆 「夢喰いメリー 17巻」 感想

主人公、夢路の合体技の発現に
それぞれの主張を持って敵対、共闘する夢魔たち、と
現世を巻き込んでのバトル展開が続いている『夢喰いメリー』の単行本17巻。

というわけで今回は合体能力という新たな力を得た夢路の戦いを中心に
16巻に続いてメリーや勇魚の過去に迫っていく展開。
中でも見所はついに明かされたメリーの過去と幼少時との夢路との交流。
内容的にはちょっと王道過ぎるというか予定調和的な部分もあるけれど
まあこれ以外のものは考えられないよなあ、と。
メリーが髪型を変えるところの描写は非常に巧いですね。

そしてメリーの戦線復帰により大逆転の予感を感じさせつつ次回に続く。
しかし良くも悪くも完全にバトル漫画になっちゃったなあ。
個人的には序盤~中盤にかけてのシリアスとギャグのバランス、
夢魔と人間の二人三脚、夫婦漫才的な日常コメディな部分が好きだったから
バトル一辺倒になっている最近の展開は
クライマックスが近いことを感じると同時にちょっと寂しかったり。
何だかんだで自分の中では
エルクレス戦までのほうが印象に残ってたりするんですよね。
うーん。

 

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森橋ビンゴ/ドリル汁 「ゲッターロボ牌」 第3話 感想

麻雀で相手を揺さぶり装甲を貫く、という一風変わった要素を組み込んだ
最新ゲッター漫画『ゲッターロボ牌』の第3話。

第1話で敵の襲来とゲットマシンの出撃、第2話で合体、ときて
第3話は戦闘+勝利、というこれまた王道の展開。
とは言え今回はついにゲッターの手に麻雀牌が握りしめられ
ゲッタービーム(物理)で敵を吹き飛ばす主人公、バン子など
ようやく「らしい」ハチャメチャな描写が増えてきた印象。

近年のゲッター漫画は
世界そのものが終わりかけている「偽書」
主人公が現代的にひねくれていて暗い感じの「DEVOLUTION」など
ちょっと重苦しい設定やストーリーのものが多かっただけに
「牌」にはとにかく小難しい部分を極力無くして
いい意味で頭の悪いロボットアクションにしてほしいです。はい。

それにしても本作のゲッターロボは
OVA版を更に極端にしたような寸胴+手足の短い体型、
両手の長い爪、まるで人間のような掌、など
これまでない面白いアプローチのデザインをしていますね。

麻雀バトルという性質から手のアップが映るコマが多いので
手のデザインがかなり特徴的、というのは
そのあたりのインパクトを狙っているのかなあ、と。

 

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清水栄一×下口智裕 「ゲッターロボ DEVOLUTION 第14話」 感想

単行本の第2巻も無事に発売となった
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第14話。

というわけで今回も前回に引き続き戦闘はなく
研究所での各キャラの動向を描きつつ世界の謎に迫っていく展開。
それにしても本作のムサシは非常に親しみやすくていいキャラですね。
3号機パイロットはムードメーカー的な役割を担うことが多いけど
本作のムサシはそれ以上に年相応というか
学生らしい等身大の明るさがある気がします。ああアジフライ。

そして隼人が研究所のコンピュータに侵入する中で
平行宇宙の「恐竜帝国」や「百鬼帝国」の存在の他、
まさかの「第三次オリオン大戦」の語句が登場し
最初の宇宙≒原作漫画の宇宙? をはじめとする無数の宇宙が
ゲッターエンペラーによって消滅してしまっていた……
というショッキングな事実が明らかに。
平行宇宙を持ち込んできたあたりで薄々そんな気はしていましたが
このあたりは完全に『真マジンガーZERO』的な設定だなあ、と。

それにしてもここで思いっきり『サーガ』に踏み込んできましたねー。
原作漫画(と思われる)世界がエンペラーによって消滅してしまった、
というのは賛否両論を巻き起こしそうなかなりの冒険だと思いますし
この設定のまま『DEVOLUTION』が続いていけば
原作で結局語られることの無かった
エンペラーの目的、進化の果てにあるものは何か、
という部分に踏み込んでいかなくてはならないので
そのあたりは楽しみでもあり不安でもあるところ。

あ、それと先日発売した単行本の2巻ですが
1巻ほどでは無いにせよセリフの差し替えや細かい加筆がちらほらありますね。

 20170114-1.jpg
 20170114-2.jpg

何だか間違い探しをしてる気分になってきました。

  

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tag : ゲッターロボ DEVOLUTION

長谷川裕一 「機動戦士クロスボーンガンダム DUST 1巻」 感想

衝撃のラストを迎えた「ゴースト」に続く形で始まったシリーズ最新作
『機動戦士クロスボーンガンダム DUST』の単行本第1巻が発売。

というわけで「ゴースト」のクライマックスで一気に時代が飛んで
宇宙世紀0169年という誰も知らない世界に到達してしまった
クロスボーンシリーズ最新作の舞台は
無数の小勢力がしのぎを削る「宇宙戦国時代」!
ビームサーベルに時間制限があるほどに技術が低下した世界で
「ミキシング・ビルド」によって生み出されたMSたちが大暴れする物語は
既存のガンダムのイメージからは良くも悪くも完全に解き放たれた感じ。

全身武器のギミックにフェイスオープンと
かつてのクロスボーンガンダムを踏襲した主人公機アンカーをはじめとして
四つ目のマラサイにガンダムに偽装したバイアランなど
「何でもありの混沌とした世界」を体現するような
トンデモデザインのモビルスーツが続々登場するワクワク感は
まさに長谷川漫画の真骨頂。
宇宙を飛ぶズゴックやゾックにしっかりと説得力を持たせているのは
一時期必要以上にネタにされた岡崎優氏の漫画版ガンダムに対する評価への
「設定に囚われて否定するだけじゃ面白くないよ」という
長谷川先生の遊びを含んだ一種の意趣返しなんじゃないかなあ、と。

そして物語の着地点が全くの不明瞭であることも
この混沌とした世界を強調している部分。

無印クロスボーンでは「木星帝国の地球侵攻を防ぐ」
ゴーストでは「エンジェル・コールを消滅させる」
というはっきりとした目的と敵対組織が序盤で提示されていたのに対して
本作のアッシュ&レオの目標は
「この世界を何とかしたい」という非常に曖昧なものなんですね。

またこれまでのシリーズではトビアに対するキンケドゥ、
フォントに対するカーティス、と
前作主人公が序盤から導き手として登場していたのに対し
アッシュ&レオはどちらかと言えば「二人三脚」な感じで
日々を生きていくので精一杯の手探り状態。
そういう部分も含めて良くも悪くも指針がないというか
どういう風にストーリーが転がっていくのかが全く分からないなあ、と。

そんなわけで既存のガンダム世界を飛び出してしまい
これまで以上に長谷川節が炸裂している新シリーズ『DUST』。
今のところ分かりやすい敵や黒幕も登場していないし
「戦国時代」の名に相応しいこの混迷した世界に
どういったケリをつけてくれるのかは全くの未知数ですが
まあガンダム漫画随一のストーリーテラーである長谷川先生のことなんで
そのあたりは全然心配してないです。はい。

それとオープニングで1コマだけ登場しているフォント&ベルは
『マップス ネクストシート』のゲン&リプミラみたいな
立ち位置になりそうな感じですね。
決して物語の主人公にはならない番外編的なアレというかなんというか。
パワーバランス的にもこの時代のファントムは最強レベルの機体だろうし
ストーリーの中盤で満を持して登場するんじゃないかなあ、と。

  

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