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小説 「ROCKMAN X THE NOVEL IRREGULARS REPORT」 感想

2Dアクションゲームの金字塔『ロックマンX』シリーズの初の小説化となる
「ROCKMAN X THE NOVEL IRREGULARS REPORT」が発売。

 20170201.jpg

いやーもう感無量ですねこれ。
実は自分は小学生の頃からロックマンXの小説化を熱望しており
いろんなライトノベルのアンケートで「ノベライズしてほしい作品」の項目に
『ロックマンX』と書き続けていたんですよ。
それがまさか2017年になって報われるとは思ってもみませんでした。

確か10年ほど前に痺れを切らして「もういい自分で書く!」とばかりに
・無印シリーズとXシリーズの間を繋ぐストーリー
・X5のリメイクストーリー、ワイリーとの決着
・X8の続き、アクセルの離反から妖精戦争に繋がる物語
・コマンドミッション2
などなどのストーリーを妄想して
何本かのシナリオや小説っぽいものをでっち上げた記憶があるんですが
あれどこに行っちゃったんだっけかなあ……。

そんなわけで今回の小説版ロックマンXですが
表紙イラストからも分かるように原作ゲームの直接のノベライズではなく
コミックボンボンで連載された岩本佳浩氏による漫画版、
「通称:岩本X」がベースになっている、という触れ込み。

確かにゼロとイーグリードの悪友的な関係、
「ROCKMAN」と呼ばれる伝説のレプリロイドの設定などは
岩本Xのものを踏襲しているんですが
マルスやティル、マーティなどの漫画版オリジナルキャラたちは登場せず。
逆に「X2」以降の登場だったケイン博士が早々に出てきたり
シグマの反乱の目的に「進化」というキーワードが織り込まれていたりと
原作ゲームやPSPリメイクの「イレギュラーハンターX」の要素も入っているので
「岩本Xの小説化」というよりは
いろんな媒体の折衷案と独自の解釈によって生まれた
「小説版としての新たなロックマンX」という位置づけのほうが
合っているような気がするなあ、と。

そして特徴的なのはエックスやゼロ、VAVA、ペンギーゴなどなど
複数の視点で書かれる一人称小説の体裁を取っているところ。
……えーとただこれは正直小説として失敗だったと思います。
視点が次々に入れ替わるのでシーンごとの繋がり、ストーリーの流れが
完全にぶつ切れになっちゃっているんですね。
しかも上記の4人は全て一人称が「オレ」(エックスのみ「おれ」)なんですよ。
これを一人称で書き分けようっていうのがそもそも無理があります。
一人称小説は書きやすそうに見えて制限が多い手法だと思うんですが
その難しい部分、悪い部分がモロに出ちゃってる文章だなあ、と。

また著者の轟つばさ氏の文章の癖だと思うんですが
場面転換の仕方が妙にひねくれているというか
シーンを1つ2つわざと飛ばして「独白→回想でシーンを補完」という流れが多くて
これがまた分かりにくいんですよ。

もちろん演出としてそういう部分があってもいいんですが
ほとんどの場面転換がそんな感じ、
しかもそのたびに語り手が入れ替わるから非常に混乱を招くんですよ。
エックスのパワーアップ、というゲーム的な盛り上がりも
回想で1、2行触れるだけなので全くカタルシスを感じられないですし
悪い意味で「原作付きのノベライズ」っぽいんですね。
ぶつ切りにしたシーンを並べただけなので
肝心のストーリーの流れが頭に入ってこない、という。うーん。

とは言え特殊武器チャージを1回きりにしたことで
少年漫画に立ち返ったような総力戦の最終決戦っぽさを見せてくれたり、といった
面白いアレンジも多く、中でも
・シグマの反乱の目的に「エックスへの憎悪」という要素を持ち込んだこと
・エックスの特異性は「悩む」ことではなく「悩み続けられる」こと
の二点はこれまでゲームや漫画で語られてきたものを更に深化させた設定で
かなり練られている部分だなあ、と感じました。

それと「第4章 禁断の地」は非常に良く出来ていますね。
4章はケイン博士の回想、いわゆる過去話で
本筋とは直接関係ないサイドストーリーなんですが
『イレギュラーハンターX』でのライト博士の独白がほぼそのまま引用されていたり
『X4』で明らかになった暴走ゼロと隊長時代のシグマの戦いがあったりと
ファンならニヤリと出来る要素を随所に挟みつつ
シリーズのミッシングリンクを埋めるエピソードとして巧くまとめられています。
ぶっちゃけ本書の読者のほとんどは
ゲームはもちろんプレイ済、岩本Xも読んでいるファンだと思うので
4章のような「ゲームの行間を埋めるような短編群」に特化した内容にしちゃっても
良かったんじゃないかなあ、と思ったり。
こういう本は思いっきりコア層向けにしちゃっていいと思うんですよ。はい。

そんなわけで全体的に文章がアレだったり
長年シリーズを追いかけてきたファンの視点で見ると
「あれがない、これがおかしい」と物足りない部分もいくつかありますが
何だかんだで「あのロックマンXが小説になった!」というだけで
個人的にはもう許せてしまうところもあったりします。
本当に待ち望んでいた小説化ですから。

そして後書きによれば続巻の構想もあるとのこと。
「X2」ではサーゲスの登場やシグマウイルスの存在など
シリーズの根幹に関わる謎がどんどん出てくるし
もし続きが出るならそのあたりにも触れてくれるのかなあ、と。

  

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テーマ : ロックマンX
ジャンル : ゲーム

tag : 小説 ロックマンX

富野監督の「Gレコはターンエーの500年後」発言について。

「Gレコは∀ガンダムの500年後」という
衝撃の事実がお禿様(敬称)から飛び出したわけですが
実はこれ自分の中では結構納得出来る部分もあったりします。富野信者ですし。

というのも富野監督は10年以上前のインタビューで
・∀ガンダム以降の世界を描く構想はある
・その作品が1stガンダム以前の時間軸に位置するかもしれない
というループ構造的なガンダムワールドに既に言及しているんですね。

 srm-tomino.jpg

「スーパーロボットマガジン vol.8」 (2002/10/19発行) 富野監督インタビューより

富野監督が「リング・オブ・ガンダム」というネーミングに
大きなこだわりを持ち続けていることを考えても
全てのガンダムの歴史が輪になっており時系列など存在しない
≒どちらが前でどちらが後かなんてどうでもいい
というのはかなり前から思っていたことなんじゃないかなあ、と。

なのでGレコはターンエーの前でもあり後でもある。
そして1stを含めた全てのガンダムの前の話にもなり得るし後の話にもなり得る。
たぶんそんな感じ。

時が未来に進むと誰が決めたんだ。

   

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

tag : 富野由悠季 ガンダム Gのレコンギスタ

『ガンダム Gのレコンギスタ』の私感。(富野信者的な感想文)

そんなこんなでついに始まった富野由悠季監督の最新作
『ガンダム Gのレコンギスタ』。

富野ファンというか信者なので
情報が一つ出るたびにまだかまだかと待ち望んでいただけに感無量。
あーリアルタイムで富野作品を観られる幸せ。ひゃっほい。

近未来の象徴として扱われることが多い軌道エレベータを
信仰の対象、過去の象徴としている点
(常に10年後、100年後を見据えている富野監督ならではの逆転の視点!)や
「旦那探しのため、入学時から積立をして軌道エレベータのチケットを買っている」
という絶妙にリアルな女性のしたたかさ強さなど
導入部の設定や展開だけを見てもまさに富野作品。いやあ堪らないわ。

そして個人的に監督のメッセージを一番強く感じたのが
主人公、ベルリ君のキャラクター。
ここ数年は「俺tueeeeeee/無双系」みたいな語で表されるように
何でも出来る万能・最強系の主人公が流行になっている感があり
ベルリ君も「飛び級の優等生」という点ではその範疇に入るんだけど真逆なのがその性格。

そういった最強系の主人公は
どちらかと言えば内向的、自己完結的で世の中を斜めに見ていて
大人を理解しようとせず、大人からも理解されない存在、という描かれ方が主流だけど
ベルリ君はクラスの最年少として先輩たちに可愛がられており
教官からも「生意気だけど憎めないヤツ」という評価をされているのが印象的。
このあたりはいまだに「エヴァンゲリオンの呪縛」から抜け出せていない
今のアニメ・漫画業界に蔓延る最強系主人公たちへのアンチテーゼであると同時に
ベルリ君こそが富野監督の理想とする若者像なんだろうなあ、と。
大人の世界だって捨てたもんじゃないぞ、真っ正面からぶつかって来いよ、みたいな。

また何と言っても忘れちゃいけないのが
富野イズム溢れるEDテーマ「Gの閃光」の歌詞。
これはもう完全に富野監督による応援歌だわ。
今の若者のケツを思いっきり引っぱたいて鼓舞している感じ。
前のTVシリーズ『オーバーマン キングゲイナー』では
「籠の中の鳥じゃなかったら飛んでいけ」というのをメインテーマとしていたけれど
今回の『Gのレコンギスタ』では
「とりあえず立ってみて歩き出せ! 動かないと始まらない!」ということで
更にテーマを一歩押し進めている印象。

というわけで紛れも無く『ガンダム Gのレコンギスタ』は
富野監督が未来を担う若者たち、子供たちに向けたアニメなんだよなあ、と。

ところで「ガンダムエース」では漫画版も同時に始まっているけれど
こちらは導入部にベルリの家庭環境が分かるようなシーンを加えたりと
アニメよりも分かりやすさを重視している感じ。
公式Twitterではわざわざ相関図やストーリーのあらすじを画像で紹介しているし
世界観の説明が少ないアニメ本編に対して
いろいろ敷居を低くして間口を広げようという意図があるのかな、と。

ただちょっとこのあたりは親切すぎるような気も。
とにかく状況が分からないままに振り回される置いてけぼり感も
富野アニメの魅力なだけに。
OVA『リーンの翼』の第1話とかもう最高。
あんなの見せられたら本気で食らい付いていくか苦笑するしかないわ。

……と、こんなことを書くと
「そういうので喜ぶような人たちに向けた作品ではありません」と
監督に一蹴されるんだろうなあ。

あ、御禿様(敬称)に怒られるっていうのは
富野信者にとっては勲章ですから。えへへ。

   

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テーマ : Gのレコンギスタ
ジャンル : アニメ・コミック

tag : アニメ感想 ガンダム Gのレコンギスタ

わーいGレコだー!

というわけで先日ついに正式発表された
富野由悠季監督の最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』。

http://www.g-reco.net/

いやあ楽しみだ! とうとう来た!
富野信者としてはもう御禿様(敬称)の最新作ってだけで今年一番の期待作!

『Gレコ』(仮)の頃からアルファベットのGの意味については議論されてきたけど
結局『ガンダム』の名を冠することになったところは
まあ商業的な理由が一番大きいんだろうなあ、と思ったり。
おそらく監督の中では「元気のGだ!」が一番の本音なんじゃないかなあ。

また公開されたPVには前向きな人間のエネルギーを思わせる明るい雰囲気があり
各スタッフも含めて『オーバーマン キングゲイナー』に似た感じがあるけれど
『キングゲイナー』との大きな違いは公式サイトの紹介文で
監督自身が「ロボットアニメ」という語を使っているところ。

『キングゲイナー』ではジャンルを越えた純粋なエンターテイメント作品を目指し
「ロボットアニメ」というレッテルを貼られることを嫌がっていた監督が
わざわざ『ロボットアニメ』と明言している。
個人的にはもうこれが超すごいことなんじゃないかと思ったり。

これはもうガンダムシリーズである必要性、ロボットアニメである必要性というのを
しっかりと作中で提示してくれるに違いない!
『∀ガンダム』の続編構想や『リング・オブ・ガンダム』なども内包し
この十年間、監督がガンダムでやろうとしたことを全て詰め込んだ集大成に違いない!
「レコンキスタ」ではなく「レコンギスタ」である理由もちゃんとあるみたいだし!

そんなわけで続報はやく来い! いや来てください! Gレコ!

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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ
ジャンル : アニメ・コミック

tag : Gレコ

アニメ「ロボットガールズZ」公式サイト公開。

マジンガーZたちが女の子になって美少女アニメ業界に殴り込み!
な来年放送予定の最新アニメ「ロボットガールズZ」の公式サイトと第0話PVが公開。

ロボットガールズZ 公式サイト 東映アニメーション
http://www.robot-girlsz.com/

マジンガーZたちが萌え擬人化!? アニメ『ロボットガールズZ』2014年1月放送
http://news.mynavi.jp/news/2013/07/30/001/index.html

いやあPVということもあって動く動く。
現代風美少女キャラになったマジンガーたちが
所狭しと動き回って大暴れするのは観ているだけで気持ちいいね。
普通に町内ドタバタコメディとして楽しめそうな感じ。

また最初の敵がガラダK7とダブラスM2というお約束をしっかり押さえていたり
第0話PVでは「ダイナミックヒーローズ」などを手がけた越智一裕氏が
ゲストとして原画に参加しているのも嬉しいところ。
こういう形で毎回ダイナミックプロに関係する人がゲスト参加してくれないかなあ、と。

ところで「マジンガーZたちが美少女キャラに!」というのが本作のウリなんだと思うけど
既にこういう設定で描かれたダイナミックプロ公式の漫画「マジンガー乙女」があるわけで

 

ファンとしてはどんな違いを見せてくれるのかも気になったり。
マイナーだけど結構好きだったんだよね「乙女」。
オリジナルのスクランダーなんかも出てきて。

「湯けむりのマジンガー軍団」みたいな「~乙女」のネタは
今回の「ロボットガールズZ」でも使われそうな感じがするなあ。
なんだかんだで温泉ネタは鉄板だし。

   

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

tag : アニメ ロボットガールズZ

プロフィール

Author:下駄
RPGツクールとかやってます。

・ツクールVXAce作品『妖鬼少女』
・ツクールMV作品『微睡少女』
の二作品を制作中です。

個人サイト
http://tktkgetter.web.fc2.com/

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